2020年度 プラズマインフォマティクス研究会

核融合科学研究所令和二年度一般共同研究「プラズマインフォマティクス研究会」を下記の要領で開催いたします。岩間尚文先生主催で行われてきた画像計測研究会を、九州大学の藤澤と、核融合研の大舘が引き継いで3回の開催を行い、平行してプラズマ・インフォマティクス研究会として開催する2回目の研究会になります。

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「プラズマインフォマティクス研究会」

近年、様々な科学技術の分野で蓄積されるデータが多種多様かつ巨大になり、人間の手作業によるデータの粗視化・可視化が困難になっている。このため、データサイエンスや人工知能テクノロジーを活用し、データの情報を抽象化するデータ駆動科学の手法が発達してきている。プラズマ研究においても計測の進展により扱うデータは巨大となっており、従来の手作業による発見的手法で非線形相関等を観測するのは困難である。データ駆動科学の手法を導入し、データの粗視化・可視化を加速する喫緊の必要性がある。 データ駆動科学の導入には、プラズマ研究者自身がデータサイエンスや人工知能テクノロジーを学び、それらの専門家らと協同し、問題設定する事が重要である。そこで本研究集会ではプラズマ研究者とデータサイエンスや人工知能テクノロジーの専門家らが一堂に会し、プラズマの課題をデータ科学の問題へと翻訳する作業を行う。 本ワークショップは研究者間の連携を促進するために核融合科学研究所内での開催を目指していたが、新型コロナウィルスのさらなる拡散を防ぐ必要があり、遠隔会議で実施する。

日時: 令和3年1月29日(木)9:30−17:00ごろまで

会場: Zoom会議にて開催

招待講演 岩田 具治 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 メタ学習入門

招待講演 佐々木真  九州大学 特異値分解を用いたプラズマ乱流における構造間エネルギー移送解析

招待講演 藤井恵介  京都大学工学研究科 多電子原子と重原子核の発光スペクトルに関する統計的性質

プログラム

稲垣 滋 (研究代表者:九州大学)

大舘 暁  (事務担当 :核融合科学研究所) < ohdachi@nifs.ac.jp >